
Staff Blog 現場レポート[M様邸 基礎②ベースCON]

「配筋」の状態(写真左)から「ベースCON」を打った後(写真右)はこんな感じになります。
まだ鉄筋が見えているところは、この後「立ち上がりCON」を打つ部分になります。
「ベースCON」とは、基礎のベースとなる部分。地面を全てコンクリートで覆います。
この、底一面を覆う「ベタ基礎」は、地面からの湿気を防ぎ、シロアリや害虫等の侵入も防いでくれます。また、家の重さを基礎全体で受け止めるので、重さを分散させることができ、より安定した基礎となります。
「立ち上がりCON」とは、そのベースとなる基礎から、立ち上がった部分。家の柱や壁が乗る部分です。ベースが乾いてから、その上に型枠を組みもう一度コンクリートを打ちます。
今日は、ベースCONの型枠を外し、立ち上がりCONの型枠を設置する現場に行ってきました。
朝方に雨が降ったため、まずは、水をかき出す作業から。

日差しが照りつける暑い中でしたが、丁寧に水をかき出していました。
素人の私は「コンクリートを打った後は晴れるといいのにな」と思っていたのですが、会社に戻って「すごい雨でベースCONがびしょ濡れでした」と話したところ、「雨養生になってよかったですね」という言葉が返ってきました。
コンクリートを打った後、水(雨)で濡れても問題なく、逆にひび割れにくくなるそうです。
ということは、あの雨は「恵みの雨」だったのですね。
コンクリートは乾燥して水分がなくなって固まるのではなく、セメントと水の「化学反応」で硬くなるので、逆に夏場などに乾燥しすぎるのは良くないそうです。シートで覆ってあるのは、雨よけじゃなく、早く乾きすぎないようになんですね…。
(冬場は凍みないようにするためもあるみたいですが)


しっかりと硬く強固になって、M様のお家を支えてください!

次回は「立ち上がりCON」について現場レポートをお届けします。
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